トヨタ式カイゼンやトヨタ式PDCAサイクルなど効率的な働き方にまつわる著書・講演会 / 原マサヒコのページ

計画時のポイントは現状を「視える化」すること

PDCAサイクルの最初に位置するのは、まずPLAN(計画)です。現在私は上場企業をはじめ様々な企業でマーケティングの仕事に携わらせていただいておりますが、PDCAが回っていない企業の大きな要因の1つとして「しっかりした計画が作れていない」という点があります。既に毎日やらなければいけないことが山積みでそれらに忙殺されており、まともに計画も立てられない状態、そんなケースが散見されます。ただ、計画が立てられなければ、そこに続く「実行」もブレてしまうことは明らかです。まずはしっかりとした計画作りに取り掛からなければなりません。

とはいえ、むやみに計画を立ててしまっても、実行する際に困ってしまうケースがあります。経営層が立てた計画に対して、現場が「そんなムチャな」「現場を何も分かってない」などという状況で、こういった現場を幾つも目にしてきました。

計画を立てるうえでまず実施したいのは、「現状のたな卸し」です。今、どんな仕事が存在するのか、誰が何をやっているのか。そのやり方はどういう方法なのか。それらの情報を分かりやすく絵にしたり文書に書き記したうえで、全員で共有するのです。

必要な情報だけをコンパクトにまとめた「カンバン方式」に象徴されるように、トヨタでは「ひと目で分かる」「全員に見える」ことの大切さに随所で気づかされました。自動車の組立ラインでは、トラブルが発生した際に「あんどん」と呼ばれるヒモを引っ張ることでラインの全員にトラブルが発生したことを明示・共有していましたし、会議室ではあらゆる壁がホワイトボードになっていて様々なことが書き込まれていました。

そうやって可視化することで周囲に伝わりやすくなるのはもちろんですが、絵に描いたり文書化すると自分自身にとっても頭の中で曖昧だった部分が明確になり、アイデアや行動がより具体的になるのです。抽象的な言葉の議論よりも、たった一枚の絵が会議をまとめてしまったという経験がある人も多いのではないでしょうか。

全員が同じベクトルを向いて仕事をしていないときに、「なんで皆わかってくれないんだ!」と嘆くのではなく、まず手を動かして現状を視える化することです。そうすることで、計画はより確実に組織に浸透していくはずです。

 

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